ビルの壁などに映し出す立体CG
プロジェクションマッピングとは、ビルの壁面などに映像をうつしだす表現方法です。プロジェクションマッピングにより、立体的な映像ショーを楽しむことができます。
ビルの壁などに映し出す立体CG
プロジェクションマッピングでは、立体物の形状に合わせて調整した映像を投射し、映像に変化を加えることで立体物の色や模様、形が変わったような印象を与えることができます。建築物などを投影対象とする大型のものや、屋内の設備や小型の立体物を投影対象とするものがあります。
画素(ピクセル)単位でキッチリ合わせる
プロジェクションマッピングでは、映像を画素(ピクセル)単位でキッチリ合わせます。少しでもずれると、立体感が損なわれ映像が安っぽく見えてしまいます。
プロジェクションマッピングの歴史
プロジェクション・マッピングは欧州で発展しました。2000年ごろから、海外を中心に舞台やイベントで使われてきました。業務用プロジェクターが芸術家やクリエーターの手に渡り、アートの表現として活用するようになりました。
画素(ピクセル)単位でキッチリ合わせる
2012年9月には、改装された東京駅・丸の内駅舎を舞台にプロジェクション・マッピング・ショー「TOKYO STATION VISION」が開催されました。これが、日本でプロジェクションマッピングが広く知られるきっかけとなりました。
プロジェクションマッピングが普及した理由
プロジェクターの高輝度化
プロジェクションマッピングの普及の背景には、プロジェクターの高輝度化や、映像を実際の形状に合わせるためのソフトウエアの低廉化など、高度なプロジェクションマッピングを制作する環境が整ったことがあります。先行事例によって、プロジェクションマッピングが人を集めるだけの魅力を持つと実証されたことも大きいです。
プロジェクションマッピング方式
プロジェクションマッピングでは、プロジェクターと投影対象の位置関係を固定し、プロジェクターの視点から見た形状に合わせて、色や模様を投射します。観客が正面から見たときに違和感がないように、立体物の面の角度などに合わせて映像を歪ませたりすることもあります。
十分な輝度差を確保
立体物の色や柄を塗った映像をプロジェクターから投射します。実際の物体が姿を変えたように感じさせるためには、周囲が暗い環境で実施して、十分な輝度差を確保する必要があります。